ここでは、デイライト製作過程を掲載しています。

2005-09

今回使用したもの


ソケットレンチセット、+ドライバー、ドライヤー、割り箸、LED各種、1/4wカーボン抵抗各種、10mA定電流ダイオード、1A整流ダイオード
はんだ、30wはんだごて、配線各種、熱収縮チューブ各種、B接点リレー、0.5Aヒューズ、ヒューズホルダー、LED点滅回路キット(LF-026B)
強力両面テープ、PP板、接着剤、シリコンシーラー、電工ペンチ、分岐タップ、コルゲートチューブ、ニッパー、ペンチ、電動ドリル
#600ペーパー、シリコンリムーバー、シリコンスプレー、接点復活剤
気合

Korai的難易度・・・☆☆☆☆+

楽しい電子工作第2弾です(^^(作業工程多数)




2004年の東京モーターショーで実物を見た頃から気になっていた
デイライト。初めの頃は、運送トラックやタクシーなどの間で「デイ
ライト運動」として始められたものです。

日中もヘッドライトを点灯して走ることで被視認性を高めて、
事故発生率を抑制しようという運動です。(情報多数)
ただ、ヘッドライト常時点灯だとバルブ、発電機等に大きな負担を
掛けてしまうので、後に高輝度LEDを使った省電力ランプが登場
しました。最近では路線バスや一般の乗用車の中にも取り付けて
いるクルマが増えてきています。

街中を走っていると、確かにデイライト装着車には注意が行き
易く、安全性に一役買っているように思います。
Beatのようなただでさえ見落とされそうなクルマには、より有効に
感じます。

車検でのデイライトの扱いはまだ十分に確立されていないらしく、
問題が無かったり、NGが出たりと様々なようです。
一応、「その他の灯火類」に属するもので、法規だけを見ると
良く見掛ける
青い光のモノでも問題無いことになっています。
しかし、最後は車検場の検査官の判断ということに(^^;

今回は市販されているモノを取り付けるのではなく、
Beのヘッド
ライト内に内蔵することにしました。
始めにイメージ画像を作成。配置のし易さと、車幅も示せる
ウインカーリフレクター部に設置することにしました。

材料を集めて作業に入ります。

2度とはやりたくないと思っていたヘッドライトの分解を久々に
体験(^^;やっぱり苦手な作業です。(Give me ヒートガン)

メインリフレクターにはラップを掛けておきました。

今回デイライト製作にあたって用意したのはこの四角い
High Flux LEDです。(日亜化学製)
LEDに関して大変勉強させていただいているaudio-Q様にて購入。

スペックは

NSPWR70SS(日亜化学)
7.6x7.6mm 3.6V/20mA 100° 3.4〜4.8ルーメン

これまでに扱ってきたLEDより格段に明るいです。
しかし、指向角が100°あるので、光が拡散されて幾分スペック
よりも暗めに感じます。
青白い光です。

昼間に点灯するモノなので、定格MAXの20mAを10mA定電流
ダイオードを2個並列接続して流します。

LEDは直列3個で1回路としています。
LEDの足を90°折り曲げた後にはんだ付け、階段状になるように
手作業で微妙に調整していきました。

写真の3回路並列接続、9個の
LEDで片側のデイライトとします。

ウインカーリフレクターに配置します。

位置を決めて、両面テープを貼っておきます。
画像の
部分は純正のウインカーレンズを取り付けている
ビスの受け部分です。丁度良かったので、ドリルで穴を貫通
させて配線を外へ引き出しました(^^

LEDの配置はこのようにしました。
両面テープでの接着だけですが、コレだけでも大丈夫そうです。

手作業なので、かなり慎重に配置をしました。
(正面に向けるのが大変)

もう片側も同様の作業です。

両側とも、外側に来る
LED3個は高めの視点からの被視認性を
考慮して、少し上に向けて配置しています。

剥き出しの配線を隠すためにカバーを作ることにします。

コピー紙でリフレクター底面のカタチを型取りします。

以前何かに使えそうだと購入しておいたPP製下敷きが活躍(^^

型通りに切り出してカバーができました。

両面テープを使用しつつ、配線ごと接着剤で塗り固めて
カバーを固定しました。これで、
LEDの設置は完了です。

試しに電源を接続して点灯〜。

ぐわっ、明るい。部屋の中なので余計に明るく感じますが、
まともに視線を向けられないほどの明るさです。


最後にライトハウジングに穴開けして、配線をキッチリ作って
終了。穴開け部分はシーリングしておきました。

折角なので、余ったLEDをスモールランプに使用しました。
今まで付けていたバルブは
青白色で車検NG品(^^;

10mA定電流ダイオードの手持ちが切れてしまったので、
20mA点灯できずに15mA定電流ダイオードを使用して
片側につき15mAでの点灯となります。

そして、やって参りました。
好きなんだけど面倒で大変な配線作業(^^;

あまりキチンとヘッドライトからの配線の長さなど考えて
いなかったのですが、何とかなっていました。
(今後もヘッドライトが外せるようにギボシ接続)

デイライトはエンジンを掛けている間のみ点灯させるので、
IGN電源を利用します。ボンネット内では取るのに適当な場所が
無いので、室内から引いて来る事にします。

室内からフロント運転席側ライトまで引いてきて、助手席側に
分岐配線します。アースはボンネット内運転席側の純正アース
(G201)に共締めです。

画像の丸端子の付いた黒線は、ついでに行ったアース強化です。
フロント助手席側の純正アースから運転席側アースを経由
して車内のヒューズBOX脇のアースポイントまで繋げます。
そこからは自作アーシングでバッテリーまで直行です。
(ヘッドライトが明るくなったら良いなぁ)

配線をキレイに纏めてボンネット内配線終了。
(画像に苦労は写らない・・・(^^;)

助手席側への分岐は分岐タップを使用。この平型タイプは
取り外しのできるお気に入りですが、冷静に考えるとここに使う
必要性は無かったなぁ(^^;
青いから良いか(笑)

サービスマニュアルを眺めていると、バルクヘッドのハーネス
通路を発見。車内への配線の引き込みに利用しました(^^
ビニールテープに切り込みを入れて配線を押し込みます。

車内までの配線の引き込みは終了しました。

後は適当にIGN電源を確保すればデイライト点灯となります。
が、それだけでは夜間も点灯し続けてしまいますので、リレー
を使ってスモールONでデイライトをOFFにするようにします。
コレにはB接点リレーを使用します。
普通のリレー(A接点)と違ってリレーコイルに電気が流れると
スイッチがOFFになるリレーです。カー用品店等では配線を
差し替えることでABどちらでも使えるA/B接点リレーがあります。

このリレーのコイル作動電源をイルミ線に繋げば良いのですが、
折角ここまで苦労して
LEDを配置したので、「スモール時でも
デイライトを使えるように減光したい。」(車幅灯を兼用)という欲が
出てしまって、素人考えの簡易減光回路を追加しました。

      

簡単な回路図です。
(左が通常の
デイライト時、右がスモール点灯時)

通常のデイライト点灯では
IGN電源からダイレクトにデイライトに行きます。
スモール点灯時はリレーにより
IGN電源が切断されるので、リレーコイルに接続しているイルミ電源から
合成抵抗、ダイオードを通して電圧、電流値を落とした電流が行きます。
抵抗を追加した分、
LEDの明るさが抑えられます。
整流ダイオードはデイライト点灯時、
IGN電源がイルミ回路へ流れてしまうのを防ぎます。

こうして見ると、
LEDを点灯させるだけの配線なのに、何だか仰々しいモノになってしまいました(^^;


出来上がった配線を室内に設置します。

リレーの設置場所を探していると、本来純正オーディオの納まって
いる空間がポッカリ空いているのに気付きました。
ご丁寧にフレームに穴まで開いているので、コレを利用しない
手はありません(^^
ボルト&ナットでリレーを固定し、各配線を纏めました。

IGN電源はお手軽なPWスイッチ配線から取り、イルミ電源は
A/Cパネル照明用の配線から取りました。
(A/Cパネルに繋がる
緑コネクター内の/線)

全ての配線が終了して、いざ点灯〜!

キーを捻って問題なく無事にデイライトが点灯(^^
そして、ライティングスイッチを捻ってスモール点灯(カチッ)・・・。
・・・あれ?点いてない?

デイライトが減光されずに消えた?と、思ってよく確認してみると、
微妙〜な明るさで辛うじて光っています(^^;
つまり、簡易減光回路の抵抗値が大き過ぎたということ。
ヘッドライトを車体に組み付けた後で減光回路を製作したので
テストをしていなかったのですが、この時点では3900Ωの抵抗を
使っていました。(抵抗の在庫は3.9kΩと10kΩのみ・・・)

どうやら抵抗値が高過ぎるようなので、低い抵抗に交換したい
のですが、手持ちがありません(−−;
そこで、またまた今回も非効率的な方法を敢行。抵抗を並列に
接続すると抵抗値が下がるのを利用して3.9kΩを6個並列接続し、
650Ωの合成抵抗としました(^^;電気って不思議ですねぇ。
先ほどの回路図ではこの合成抵抗の値を記述しています。

          

抵抗も無事に交換してもう1度点灯試験。
(光の具合が分かり易いように夕暮れ時に撮影)

問題なく光っています(^^
LEDの指向角が広いので、点灯させると「点」ではなく「面」で光る感じです。
丸型超高輝度LED(おそらく指向角狭)を並べた市販品と比べると、やや暗めに感じるのがネックです(^^;
抵抗を変更したスモールモードもスモールとして問題無い程度の明るさでOK(^^


          

夜間の点灯具合です。
(カメラ撮影により実際よりも明るく見えます)

夜間だとデイライト点灯時は明らかに眩しいです(^^;ウインカーレンズカットを通しているので、
このまま走行すると光の拡散で対向車が眩惑気味になりそうです。
スモールモードはOK。
(純正位置スモールランプは15mA点灯
LED
リフレクター下部に
LEDを設置しているので、Fウインカーの点灯には影響ありません。


無事完成したのは良いのですが、昼間の日の下での被視認性が
気になってしまいました。
青色光LEDランプは問答無用で目立ちますが、白色LED
常時点灯だと日の光に当たった際に目立ち難い感じです。

そこで、オーディオQ様のページ内の情報を参考にして、
LEDをパルス駆動する点滅回路を追加することにしました。
オーディオQでキット化して販売されている点滅回路「LF-026B」の
内容を変更して、デイライト点灯時に光がチラつくようにします。
キットを組み上げて、手持ちの
LEDでチラつき具合を調整して
テスト。最速に調整し、完成した回路をIGN回路に接続しました。

が、車両に取り付けると点滅の仕方が「チラチラチラチラ・・・」と
点滅間隔が長く、いかにもな光り方になってしまいました。
(実車で光らせると見え方が全然違う・・・)

さらに点滅速度を速めようと、素人考えで回路の抵抗値を何度も
変更したりと試しましたが、点滅速度が遅くなるだけでダメ・・・。
メールでオーディオQ様に点滅速度を速める方法を伺ったところ、
回路内のコンデンサーの容量変更でOKとのお返事m(_ _)m
(抵抗じゃ無かった・・・(^^;)

アドバイス通りコンデンサーを交換したところ、もう完璧(笑)

子供のオモチャの光線銃のようなピカピカ点滅から、点滅している
のか肉眼では確認できないほどの高速点滅まで、バリアブル調整
ができるようになりました。(1度付けたら調整しませんが)

これで、点灯と点滅の間くらいの微妙な点滅で、普通の点灯時
よりは注意を引きやすくなったと思います。