この項ではピロボールアッパーマウントの取付について掲載しています。

2009-09

今回使用したもの

ソケットレンチセット、機械式トルクレンチ、コンビレンチセット、モンキーレンチ、ドライバー類
ディープソケット各種、ヘキサゴンレンチ、潤滑剤(SUPER CRC556)
フロアジャッキ、ジャッキスタンド、輪止め、車載ジャッキ
プライヤー、ハンマー、ゴムハンマー、プラハン、ニッパー、カッター、ハサミ、タイラップ
ハチガネ、油性ペン、ディスクグラインダー、タップ

Korai的難易度・・・☆☆☆

相変わらずサスの取付外しは面倒です・・・(^^;





管理人のBeに対する足廻り弄りの目的は、街乗りで不快にならない程度の
乗り心地を確保しつつ、走り心地(ハンドリング等)を向上させるコト(+車高短
(笑
一般的に言われる相反するこの2つの要素を、どの辺りでバランスさせるのか。
なかなか難しいところです。
(ツーリングで山を走るようになって、多少走り寄りに・・・(^^;)

ボディ各部に補強を施した状態の無限サスキットの動きは、自分のイメージに
近いモノになりましたが(ボディは堅く、サスは軟らかシッカリ)、
もう一歩、乗り心地を損ねることなくハンドリングを良くする工夫として、アッパー
マウントのピロ化をすることにしました。

ピロアッパーというと、ボディへの攻撃性や衝撃などが挙げられますが、
それは車高調サスなどハイバネレートのサスペンションにピロが付属しているから
であり、比べてバネレートの低いサスペンションではそれほどの影響は出ないの
ではないか?との予想から、純正形状ダンパー対応のピロアッパーマウントの
取付を妄想していました。

一通りのボディ補強が済んだタイミングで、CUSCOのピロアッパーの出物を入手。
ツーリングで効果を確かめるべく、事前に作業しました。




久々のサス取外し。勘が鈍っていて手間取りました(^^;

分解する際のバネの反発を懸念して、スプリングコンプレッサーを
掛けておいたものの、無限スプリングでは必要なし・・・(忘)
(リヤも同様)


分解したフロント。

Beではバンプラバーをtodayのモノに換えていますが、見たところ
バンプタッチした形跡がありません。

・・・・・・この理由については後述。


分解した時のお約束。

無限ダンパーの減衰力を手で押し込んで確認します。

ググ〜ッ。

以前と同じくシッカリとした手応えで、全くヘタリを感じさせません。
(・・・というか、ヘタリがどういうものか分からない(^^;)
すでに90000kmほど使用していますが、変化が無いのが驚きです。
まだまだ交換にはほど遠い雰囲気。


分解したついでに、フロントはニードルベアリングをグリスアップ。
ステアリングがスムーズになる・・・・・・ハズです。
管理人は在庫の二硫化モリブデングリースを使用。
(マニュアルではリチウムグリース)


購入した中古のピロアッパー登場。

手でピロボールを動かそうとしたら、ガッチリ固まってました(汗)
長期間放置されていた様子。

ピロカラーを取り付けてドライバーを通し、潤滑剤を吹いて
グリグリと動かすと、スムーズに動くようになりました。

ベアリングにガタやサビはないので、まだまだ使えそうです。


早速組み直し。

多少汚れがありますが、取り付けたら見えない部分なので無視(^^;

・・・・・・と組み付けたモノを見ていてあることに気付きました。

「コレ、ピロが回るからニードルベアリングいらないぢゃないか・・・」

中古で説明書もないので、疑問にも思わずに組んでましたが、
フロントのハンドルを切るためのベアリング部はいりません(^^;


ベアリングプレート、スラストレース、ニードルベアリングと
ダストシールを外しました。

アッパーシートのベアリングを外した部分には、丁度付属の
ピロカラー(Beatは26、27番)がはまり込むような凹みが
あります(深さ約4mm)


組み直し後。

当たり前ですが、この状態でダンパーロッドはクルクル回転するので
ステアリング操作には問題ありません。

・・・・・・んが、今度は外したパーツ分、アッパーマウントとアッパー
シートのすき間が少なくなっています。
このままではこれまでよりも車高が下がってしまいます(^^;
(ただでさえフロントは下げ過ぎなのに・・・)

測ったところ、先ほどの凹み分(4mm)車高が下がってしまいます。


そこで、ピロアッパー付属のカラー(アッパー、ロア)の上下を
入れ替えて使用することに。

アッパーカラーの高さが15mm、ロアカラーが10mm。
入れ替えたので、5mm車高が上がります。

先ほどまで4mm下がっていたので、これで純正時よりも1mm
車高が上がったコトになります(ややこしい)

ちなみに、リヤはそのままアッパー交換でOKです。


前述のバンプタッチしていなかった理由がコチラ(^^;

Beはフロント車高下げ過ぎで、バンプラバーが当たる前に
タイヤがボディに当たってます(汗)
によって車高を下げている上に、軟らかいローダウンスプリングを
使用しているため(^^;

樹脂製インナーはとっくに削り取られ、ボディのパネル合わせ目が
露出しています。
単純な対策としては、この出っ張った部分を削ったら良いんですが、
ボディだし、パネルの合わせ目だし、削った部分からサビそうだし・・・
・・・というワケで見て見ぬふりを決め込んでます(ぉぃ)
足廻り師匠は当たらないのだろうか・・・?)


車体にサスを取り付けて、ナックル部分のボルトを締め込んで、
キッチリとトルクレンチで締め込もうとしたところ・・・


スカッ。

・・・・・・・・・え?
太いボルトなのにレンチが空回りしました・・・(恐)
外してみると、見事にネジ山が総崩れ(汗)
久々に「やってもーたー」です。



ネジを壊してしまったのは左フロント。

原因は明快で、ダンパーをナックルに差し込む時の位置ズレ。
によって、ダンパー固定の位置決めの突起が無くなっているので、
差し込む時に入念に位置決めしないと、ダンパーのボルトを通す
凹み部分がズレて、画像の
のようにネジとダンパーが接触。
そのまま締め込んでネジが潰れてしまうというコトに・・・・・・。

気を付けてはいたんですが、・・・・・・不覚(−−;


恐る恐るナックル側のネジ穴にタップをねじ込んでみます。

幸いにして、ナックル側にはネジの損傷はありませんでした(安堵)


破損したボルトは修正もできないので、新品交換。

ついでなので、4輪分+予備1本を用意。その他アッパー固定用の
ナット類も新調しました。


今度は無事に固定完了(当たり前(^^;)


リヤはこの機会に、20mmダウンだったのをさらにダウンしました。

元々、リヤダンパーには20mmと30mmダウンの部分にボルト逃げの
凹みを作っておいたので、今回その2つの凹みを繋げて20〜30mmの
間で車高が調整できるようにしました。

車高ダウンの位置決めの目印にしていたアルミテープが、数回に
渡る作業で潰れてきてしまったので、太めのタイラップで位置決め
し直しています。


20mmダウンからギリギリながらマージンを取って、24mmダウンへ
変更。見た目ギリギリですが、ドライブシャフトブーツとのすき間は
2〜3mm程度あります。(以前の様子はこちら

万一フルバンプしてダンパーが突き抜けても、30mmダウンの位置で
ボルトが止めてくれるので、ダンパーがドライブシャフトに衝突する
ことは無いハズ・・・(^^;


取付前の様子。

意外と見掛けない純正形状サスのピロアッパー仕様(
が萌)

あし〜も式車高調整で、まさしく車高調サスです(^^


取付が完了したところで、しばらく試乗してみてのインプレッション。

まず、乗り出してすぐに分かるのが、ステアリングの軽さとリニアさ。
純正の二ードルベアリングでは、摺動面積が多いためか抵抗が
大きい感覚で、荷重を受けながらもスムーズに動くピロボールは
ステアリング操作に効果大です。(これだけでも換える価値アリ)

肝心の乗り心地は予想の範囲内で、それほど悪化せず。
ただ、これまでゴムアッパーが吸収していたと思われる細かな
振動は、若干伝わってくるようになります(^^;


それと引き替えに、走り心地は向上↑

サスに荷重が掛かる初期の応答性が良くなったようで、車体の動きが
分かりやすくなりました。少しスプリングのバネレートを上げたような
感覚です。フロントはハンドリングが向上して、リヤは発進時などの
トラクションが上がったように感じます。

ゴムアッパーでは細かな振動を吸収する代わりに、クルマの挙動が
ボヤける印象がありますが、ピロアッパーになるとソリッドです。
峠道などを走ると変化が分かりやすく、軽快に走れる感覚があります(^^

乗り心地最優先ならピロアッパーは選択肢には入りませんが、
純正形状サスの乗り味に変化を付けたい場合には有効だと思います。