この項ではラジエーター交換と水冷オイルクーラーの取付について掲載しています。

2008-08

今回使用したもの

ソケットレンチセット、機械式トルクレンチ、コンビレンチセット
モンキーレンチ、ドライバー類
フロアジャッキ、ジャッキスタンド、輪止め、車載ジャッキ
オイル受け皿、エンジンオイル、オイルフィルター、クーラント、シールテープ
シリコングリース、シリコンスプレー、ウォーターポンププライヤー
ペンチ、ニッパー、カッター、タイラップ各種

Korai的難易度・・・☆☆☆☆

終始ホースとの格闘です(^^;




取付けても見た目が変わったり、何かが体感できるワケでもないのに、

何故か気になってしまうパーツ。それが「水冷オイルクーラー」です(^^;

Beatの
油温が上がりやすいのは周知の事実で、自分のノンビリとした走り方
でさえも、街中100℃、回転を上げた時や峠道上りなどの高負荷時には、
簡単に110℃を超える温度になってしまいます。
比べて
水温は気温等に関係なく安定しています。

・・・ならば、ラジエーターの容量をアップして水冷式のオイルクーラーを
取付ければ、丁度
の温度のバランスがとれるのではないか・・・
・・・と妄想する月日が続いていました。





・・・そして、ようやく妄想を実行に移し、購入したRSmachの水冷オイルクーラー。
Honda他車の純正部品の流用だそうです。
さすが純正部品、そのまま部屋に飾って置きたくなるような美しさ(ぉぃ)
クーラー部は層になっていて、見た目の
では銅のように見えます。


D.I.Yで取付ける際に必要な1発使い切り工具。

今回は何と30mm!のソケットが必要です。
長さが足りなくて回せなかったら悲しいので、ディープソケットを
用意する用心深さ(^^;

このサイズのソケットになると工具の差込み穴が12.7mmになるので、
通常の9.5mm角が使えるアダプターも一緒に用意しました。

ついでの作業になるので、10年以上経っているウォーター
ホース類も交換。

ホース類の一部には、ある程度の注文数がないと生産しない
バックオーダー扱いのモノがありますので、作業前に要確認。
管理人の場合、約1ヵ月待ちました(−−;

お盆休みを利用して、リヤとフロントに分けて作業を開始。

まずはリヤのオイルクーラー取付けから。
リヤをジャッキアップ、ウマを掛けて車体の下に潜り込みます。
事前にクーラントを抜いておきます。

オイルフィルターを外します。
オイルが出てきますが、ほとんどのオイルはオイルパンに
溜まっているので、それほどの量は出ません。

My Beの場合、追加メーターを取付けるために使用している
「空冷オイルクーラー用アダプター」も取り外します。

この空冷用アダプターは見た目には使い回せそうなのですが、
実は全くの別物で今回は使えません(^^;

油温、油圧センサーを取り外してシール剤を取り除き、
新たにシールテープを巻き直して水冷オイルクーラー用の
アダプターに取付けます。
センサーネジ部のメンテにもなって、丁度良かったかも(^^;

その後、Oリングにエンジンオイルを指で塗りつけて、
アダプターをシルバーのセンターボルトで固定します。
※Oリングよじれ防止。

さらにアダプターの上からオイルクーラー本体を、
黒いセンターボルトでドッキング。
※こちらもOリングにオイル塗りつけ。

このセンターボルトを回すのに、30mmソケットが必要ですが、
ズッシリと重くてまるで大砲のようです(^^;(ドカーンッ)



本体の取付けができたら、後はホース類の取付けです。

オイルクーラー自体はヒーター経路の間に入れるカタチになります。
ホースがパイプに固着しているので、ウォーターポンププライヤーでバキンと固着を解いて、
あとはカッターで切り裂いて取り外してしまいます。

の間をKIT付属のホースで繋ぎます。
このホースは長めに用意されているので、片側を接続した後に適当なところでカットして繋ぎます。
部のウォーターロアは、ついで交換の新しい純正ホース。





全ホース接続完了。

どうにもホースが入り難くて困難を極。
ホース内径やパイプにシリコングリースを塗ったり、シリコンスプレーを
吹いたりと試行錯誤しながら何とか取付け。
狭い場所で仰向けになりながらの作業はえらい大変です。
・・・・・・って、
スタビライザー邪魔っ!(^^;

ホースクリップも新品交換。



オイルクーラーとエンジンを繋ぐホースは、変則的ながら
エンジンマウントブラケットの間を通しています。
RSmachからの説明はありませんが、この場所しか
通すところは無いと思います。

長いホース2本は、テンションを掛けないようにタイラップで
固定しておきます。

仕上げに、フィルターを外したことで流れ出た分の
オイルを補充して完了です。





仰向け作業で頭クラクラの翌日、今度はフロント側の
ラジエーター交換作業に入ります。
って、この盆休み中の気温は30℃超の真夏日・・・。
日が高く昇ったら青空作業はアウトなので、5時起きの
早朝スタ〜トです(^^;
(近所迷惑)

この日のために、1年以上スペアタイヤとフロアパンを
外したままにしていました(^^;

アンダーカバーを外して、作業スペースを確保するために
ボディのロアアームロッド(7.5kg-m)、
My Beではさらに
社外のロアアームバー(6.3kg-m)も取外しました。

ホース類を切り外して、ラジエーターをマウントしている
ボルトを全て外せば、ラジエーター本体が下ろせます。
※サーモスイッチカプラーを外すのを忘れずに。

上からも出せそうですが、自分は下から引き出しました。

      


約13年使用したラジエーター。
見た目には時間の経過を感じますが、クーラント漏れなどはありませんでした。
後ろ側のラジエーターファンとシュラウドは再利用します。



純正ラジエーターは銅1層。
タンクの厚みに対してコア部分の薄いこと・・・(^^;

ちなみに、todayは純正で2層だそうです(羨)

って、ナンでBeatは1層ナンですか?#ナンだけに。(ぉぃ)

スペース的にラジエーターを下ろさないと交換できなさそうな
ヒーターホースを交換。

ヒーターホースはラジエーターアッパーから分岐されています。

実は1年半前からストックされていた銅2層ラジエーター登場。

あし〜もさんから、耳寄りな情報を頂いて購入しておいたモノ。
ラジエーター屋さんがYahoo!オークションで気まぐれのような
少ない頻度で出品されていて、純正下取り無しにも
関わらず驚愕の価格で販売されています。

※ラジエーターに関する問い合わせが多いですが、
出品者ID等の公表はしません。
管理人が購入した出品者以外にも出品があるとの
情報もありますので、各自で探されてみて下さい。

2層コアのこの厚み。
良い仕事をしてくれそうです。

コア増ししたために純正シュラウドが接触しないように、
取付のためのスペーサーまで付属しています。

こんな気遣いが嬉しいです。

新しいサーモスイッチを取付。(グッ)

ホースも取付けて、シュラウド&ファン、
マウントステーも移植完了。

各ボルト類も新調しています。

もちろんラジエーターマウントのラバーも交換
(ファン作動時の振動減ります)して、
ラジエーターを元のように取付けます。

※やっぱりホースに苦戦(^^;

シュラウドの周りを這わせるサーモスイッチ配線は
純正のタイラップを破壊取外ししているので、
汎用のタイラップで再固定。

こうしてラジエーターも無事交換終了。

今回オイルクーラーを取付けるために交換していますが、
使用年数を考えたら丁度良いレストアになりました(^^;

ラジエーターアッパー、リヤのエクスパンションタンクの
両方のキャップを外して
クーラントを注ぎます。
ラジエーター側が一杯になったらキャップを閉めて、さらに
エクスパンションタンクのMAX位置まで注。

そうしたら、リヤのキャップを半回転だけ締めて、アイドリング
しながら冷却水経路のエア抜きをします。(ポコポコポコッ)



クーラント
を補充しながら、しばらくエア抜きのアイドリングをしていると妙な現象が・・・・・・
通常メーター読み
水温92〜93℃でラジエーターファンが回るのですが、作動せず。
サーモスイッチの配線カプラーを接続したのは記憶にあるので、取付を失敗したか部品が不良だったか・・・。

丁度この後、友人を乗せて近場まで出かける用事があったのですが、ファンが作動しなくても
近場だし走ってさえいれば冷却されるだろうという考えで出発。
近所の友人宅に着いた時点で90℃ほど、「もしかしたら途中でクルマを止めるかも」と断って発進〜。

すると・・・・・・

ググググググググゥ〜〜〜

発進から1kmも走らないうちに、みるみる水温計の針が上がり、あっという間に100℃に到達!(^^;
あっという間に上がっていく針の動きは、マンガみたいな様子でした(笑)
軽くパニックになりながら、安全な場所にクルマを止めて
水温が落ち着くのを待ちました(お出掛け延期・・・)
その後、
水温が下がったのを確認して、休み休み自宅までトンボ帰り。

一目では原因が分からずに、頭の中でぐるぐるぐるぐる・・・考えたところ、一つの結論に到達。
冷却水経路のエア抜き不良で
クーラントが循環していない可能性が。
エンジン内部の
クーラントだけが温度上昇して、恐らくラジエーターの方には全く循環していないと予想。
そう考えると、ラジエーター側の温度は上がらないので、ファンが回らなかった説明もつきます。

翌日確認したら、エクスパンションタンクが空に・・・(^^;
かなり時間を掛けてエア抜きアイドリングしたにも関わらず、全然抜けきれていなかった様子。
再び
クーラントを補充してアイドリングしていったら、キチンとファンが作動して一安心(ホッ)
その後も様子を見ながら補充してようやく完成です。

それにしても、社外水温計で温度を見ていたから良かったものの、
もう少しでエンジンをオーバーヒートさせるところでした(汗)

部品交換したあとのエア抜きに苦労する点は、ブレーキOH時の感覚に似ています。




で、肝心の冷却効果のホドはというと・・・・・・(市街地走行時)

交換前(純正時)
水温:約88℃安定  油温:約100℃

交換後(銅2層ラジエーター+オイルクーラー)
水温:84〜89℃  油温:約93℃

油温が大分抑えられてます(^^
純正では安定していた
水温が、走行速度、A/CのON/OFFに
関わらず、84〜89℃の間を間隔をおいて行き来するように
なりました。サーモスタットのバルブの動きなのではと想像。
開き始め76〜79℃、全開リフト時87.5℃(マニュアル記載)

ラジエーターの冷却能力が十分あるので、サーモスタットを
もう少し開弁温度の低いモノへ交換すれば、
水温を下げられそうだとしばらく考えていましたが、
純正以下の温度に下げても、公道走行では特にメリットも
無いかと判断して保留。




折角ラジエーターを交換したので、ついつい
水温が下がるコトを期待してしまいますが、
良く考えると元々純正
水温で適正ですし、ECUの燃調コントロール等にも
影響しそうなので、安易に下げれば良いというワケでもなさそう(^^;
水温は純正値を維持しながら、油温だけを下げるコトができたので、
冷却バランスが良さそうです。

で、峠道を上ったりした時の高負荷時の油温は、交換前の110℃超から
95〜100℃ほどに落ち着いています。
一度
油温が上がっても、しばらく回転数を下げてクーリング走行をすると
再び
油温が下がってくるのには驚きです。

ラジエーターの冷却能力の向上を感じたのは、信号待ちなどのアイドリング時に
ラジエーターファンが回った時。
93℃でファンが回り出して、純正では5℃ほど
水温が下がるところ、8〜10℃も
温度が下がります。ファンの作動回数も減って、冷却に余裕があるのが感じられます。

これで、
油温が高温になるのを防いで、オイルやエンジン内部の劣化も気持ち
抑えられそうです。オイル交換半年に1回にしよう(ぉぃ)
夏場の長距離走行など、エンジンに負担が掛かる場面でも安心感が出ます(^^

RSmachの説明では、冬場は逆にオイルがクーラントを暖めるので、暖気が早くなって
ヒーターが使えるようになるまでの時間が早まりそうです(嬉)

・・・・・・と、良いところだけを上げれば、良いトコだらけの内容になりました(^^;

これらの水温油温の測定条件は、外気温25〜33℃での時です。