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〜 Prologue 〜 Welcome to Asian-World |
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一九九四年十一月八日午後八時すぎ、私は長い旅に出ていた友人と待ち合わせをしました。場所は、バリ島のングラ・ライ空港到着ロビーの出口でした。 私は、海外旅行も、そんな世界規模の待ち合わせをするのも生まれて初めてだったので、とてもわくわくしていたのを憶えています。 熱帯の夜の風や独特な空気のにおい、出口に群がる男たちの顔・・・。 これが、アジアのはじまりでした。 その頃、私は山積みされていた精神的・肉体的問題を、少しづつ少しづつ切り崩しているところでした。まだ、はっきりした未来は見えなくて、ともすればどこかに引き戻されてしまいそうな毎日。きっと、そんな状態から逃げ出したかったんだと思います。 その手段がアジアへの旅行でした。アジアは新しい発見と、そしてデジャヴュの連続とで、私を歓迎してくれました。 今では、随分落ち着いた生活をしているつもりですが、それでも毎年、やっぱり私はアジアに逃げ出したくなります。 なぜ逃げ出したくなるのか、なぜアジアなのか、求めているものは何なのか、自分にもよく分かりません。でも、そのひとつひとつに意味があると思いたい。 この話は、私がアジアで、見て、聞いて、感じたことや、出逢った人々のことを、私の中の言葉で書いたものです。とても片寄ったアジア観かもしれません。けれど、個人的な「日記」だからしかたない・・・と、思って下さい。 ずぼらな私は、本当は旅先で日記は書いていませんが、こうして、自分の部屋でワープロをたたいていると、こまかいところまではっきり思い出すことができます。私はそれを驚き、そして、楽しんでいます。 あ〜、どっか行きたい!そして、また誰かと、どこかの空港で、どきどきしながら待ち合わせしてみたいと思ってしまいます。 あなたが読んでくれることを、とても嬉しく思っています(^.^)。 一九九八年十一月十九日深夜 |
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