原木と書いて、「げんぼく」と読みます。「はらぎ」ではありません。文字通り、シイタケ菌を長さ90cmくらいの木(これを原木といいます)に植え付けて栽培する方法です。
昔ながらの伝統的な栽培方法です。
この栽培方法の良いところは、
シイタケが天然に存在するのと非常に似た方法であるということです。
つまり、味も香りも自然のシイタケとほとんど同じものができます。
日本の夏は暑いです。
しいたけにとって暑さは大敵です。
普通、気温32度がしいたけの生長限界温度といわれています。
しかし日本の夏はその温度をはるかに超える気温になるときがあります。
しいたけ専用ハウスの中は、うだるような暑さです。
ここに不思議なことがあります。
先ほど申しましたように、しいたけの限界温度は32度。
試験管の中では、35度を超える気温が続くと死んでしまう椎茸菌もでてきます。
しかし・・・原木栽培のしいたけはそう簡単には、死にません。
生育温度をはるかに超えても、原木栽培のしいたけは簡単には死なないのです。
しいたけは悠久の時間の中、原木の中で生育するように進化してきました。
しいたけにとって、原木こそが最高の住みかなのでしょう。